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患者さんへTo patients who come to the hospital

お読みください

小児医療センターにおける付き添い・面会の決まり

小児医療センターでは、こどもたちへの治療を行う際にご家族の支援が重要であることから、下記のルールに基づいて付き添いおよび面会を行っております。ご家族の希望により、付き添い可能です。入院患者さんの院外への外出はお控えください。ご理解ならびにご協力をお願い申し上げます。

付き添い/面会のルール

両親または祖父母の方が可能です。病棟に入られる際はスタッフが確認します。時間帯によってはお待ちいただくこともあり、ご了承ください。

付き添い

どなたか1名が付き添うことができます。交代は9時〜20時の間とし、付き添いの方がやむを得ないご事情で院外に出られる際は、1日のうち1回、9時から20時の間にお願いします。管理上、交代や外出の際は看護師に事前にご相談ください。

面会

9~20時の間にどなたか1名が面会可能です。60分以内であれば、1日につき1回お二人(付き添いの方を含め)同時に面会可能です。

付き添い/面会に際しての注意事項

来院前

面会時に、37.0℃以上の発熱、鼻水、のどの痛み、頭痛、咳、息苦しさ、吐き気、嘔吐、下痢、発疹などがある場合は、面会をお断りしております。
特に、新型コロナウイルス感染症またはインフルエンザに罹患された方は、発症日を 0 日目として、5 日目までは面会をお控えください。6 日目以降に症状がなければ面会可能です。
また、これらの感染症の接触歴がある方も、最終接触日を 0 日目として 5 日目までは面会をお控えください。

来院時

病棟で再度検温し、問診票をご記入いただきます。
ご来院の際に、面会者以外の方をお連れすることはご遠慮ください。また、病棟入り口やエレベーターホールでの長時間のご滞在はお控えください。

入室後

小児医療センターでの感染対策について

  • 東大病院小児医療センターでは、入院の患者さんの様々な感染症(麻疹・水痘・ロタウイルス・インフルエンザウイルス・コロナウイルスなど)の予防目的で、予防接種や抗体検査・面会制限をお願いしています。
  • 病棟では手洗いと手指消毒を定期的に行う様お願いします。

麻疹・風疹

麻疹は発熱・咳嗽・鼻汁・結膜炎・発疹など、水痘は全身のかゆみのある小水疱など、風疹はリンパ節の腫れ・発疹・結膜充血など、おたふくかぜは唾液腺の腫れ・高熱・頭痛などの症状を呈します。特に麻疹は重篤化することがあります。潜伏期間は総じて1~3週間です。

感染経路は風疹とおたふくかぜでは飛沫感染もしくは接触感染ですが、麻疹と水痘では空気感染も起こり得るため、感染防御が難しくなります。万一院内感染が起きると入院や手術の中止など甚大な影響が避けられません。

しかしこれらに対してはいずれも2回のワクチン接種による予防が効果的です。
患者さんと付き添い者、面会者全員について、罹患歴もしくは年齢相応のワクチン接種記録を母子手帳や病院発行の書面などで入院当日の入院前診察医にお示しください。なお確実な罹患歴がなく年齢相応のワクチン接種を受けていない場合、できるだけ入院1か月前までに抗体価を測定していただき、それに応じたワクチン接種をお願いしております。
緊急入院などの場合はこの限りではありません。

インフルエンザウイルス、コロナウイルス感染症

感染経路は飛沫感染もしくは接触感染で、非常に伝染力が高いです。もし院内感染が起きると重篤化する恐れのある患者さんもいます。

対策として、病室入退室の際など、アルコールによる手指消毒または石鹸による流水手洗いをお願い致します。また飛沫飛散防止のためマスクをご着用ください。流行前のインフルエンザワクチン接種をお勧め致します。

ノロウイルス・ロタウイルス感染症

ノロウイルス・ロタウイルス感染症は吐き気・嘔吐・下痢・腹痛・発熱・倦怠感・食欲不振などの症状を呈します。潜伏期間はノロウイルスで約1~2日、ロタウイルスで約2~4日です。

感染経路は接触感染で、非常に伝染力が高く、またアルコール消毒が無効です。適切な対策をとらないと院内感染による集団感染が起きます。

対策として、大量のウイルスが含まれる感染者の排泄物やおう吐物を処理する時には、直接触れないように手袋を着用し、石鹸による流水手洗いを念入りに行ってください。ロタウイルス感染症に対しては乳児期早期のワクチン接種をお勧め致します。

  • 接触感染
    感染者と直接接触して感染したり、ウイルスが付着したものに触れて感染します。例えば、感染者がくしゃみをおさえた手でドアノブを掴んだ後、そのドアノブに別の方が触わり、その手で自分の目や口を触れることによって感染します。
  • 飛沫感染
    感染者が咳やくしゃみをした際、その飛沫(しぶき)に含まれて放出されたウイルスを、近距離にいる方が目に入ったり鼻や口から吸い込んでしまい感染します。
  • 空気感染
    感染者が咳やくしゃみをした際、その飛沫(しぶき)に含まれて放出されたウイルスが、しぶきの水分が蒸発しても感染力を保持したまま空気中を漂うことができ、比較的離れた位置にいる方でもそれを鼻や口から吸い込んでしまい感染します。